鴨川

鴨川(かもがわ)は、京都府京都市を流れる淀川水系の一級河川。

タダで観光するなら鴨川は外せません。土手沿いを歩くだけでも京都の風情あふれる景色を堪能できます。おしゃれなお店も並んでいるので、見どころ満載です。

おすすめ情報

自然

オオサンショウウオ
鴨川上流の雲ケ畑には、特別天然記念物のオオサンショウウオが棲む。大雨の後などに京都市街まで流されてくることがある。なお、人為的に持ち込まれたチュウゴクオオサンショウウオとの交雑が問題となっている。
ユリカモメ
10月下旬から5月上旬ごろまで、琵琶湖で越冬しながら毎日鴨川まで通って来る。今では冬の風物詩と化しているが、鴨川に姿を見せるようになったのは意外に新しく、1974年のことである。伊勢物語では、都鳥(ユリカモメ)のことを「京には見えぬ鳥」と記している。
アユ
天然アユは戦前まで遡上していたが、1935年に発生した2度の水害対策で川底の掘り下げと多数の堰の設置で、鮎の遡上が妨げられた。そのため現在は賀茂川漁協が琵琶湖産の鮎を放流している。2011年5月に京都市や賀茂川漁協などが天然アユ復活を目指し「京の川の恵みを活かす会」を発足させた。同会はアユの遡上の妨げとなっていることが2010年の京都市の調査で確認されていた龍門堰に対して、鴨川と西高瀬川が合流する堰の左岸部分にスギ角材を使った魚道を設置した。その後の同会が堰での定時観測により天然アユの遡上が確認された。

歴史

古代の鴨川上流域は賀茂氏の本拠地であった。上賀茂神社、下鴨神社はその氏神を祀る。下流域には山背国に配置された秦氏が定住していた。

平安京においては都の東限となる。なお、鴨川が平安京の東限とされた理由として、初代造宮大夫である藤原小黒麻呂が新京予定地域である葛野郡に視察に入り「地相」を占したとされることや、作庭記を根拠に、風水の四神相応の思想を反映させたものとする説がある。しかし、作庭記は平安京の地勢については言及しておらず、また平安京造営に際した詔や奏じられた踏歌においてもそういった考えについては触れていないことから、四神相応の思想が造都工事に影響を与えたという史学的根拠はなく、後世における推論が通説化したものと考えられる。

中世には京都市街に隣接する河原が歓楽地となり、多くの芸人が集まるようになった。その中の一人に出雲阿国がいる。

1614年(慶長19年)には角倉了以・素庵父子によって高瀬川が開鑿され、京都と大阪を結ぶ水路として利用された。1890年(明治23年)には琵琶湖疏水によって琵琶湖とも結ばれた。しかし20世紀に入ると、鉄道の開通によりこれらの水運は衰退した。

治水

古来鴨川は氾濫を繰り返す暴れ川として知られていた。これは大都市を流れる河川としては勾配が急であることに加え、平安京造営時に北山の木が伐採されたこと、市街地の東への拡大にともない河原が市街地化したことなどが原因である。

824年(天長元年)には治水を担当する防鴨河使(ぼうかし)という官職が設けられたが、洪水はやまなかった。平安末期に権勢をふるった白河法皇は、自らの意に沿わないもの(天下三大不如意)の筆頭に「賀茂の水」を挙げている。豊臣秀吉の築いた御土居の東部は鴨川に沿っており、堤防としての役割を兼ねていた。また1670年(寛文10年)には今出川通から五条通までの区間に寛文新堤が設けられ、御土居との間が新たな市街地として開発された。

おすすめ情報

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主な支流

源流

  • 中津川
  • 雲ケ畑川
    • 祖父谷川
    • 雲ケ畑岩屋川

起点以降に合流する支流

  • 鞍馬川
    • 貴船川
  • 高野川
    • 高谷川
    • 呂川
    • 岩倉川
  • (琵琶湖疏水)
  • 白川
  • 堀川
  • 西高瀬川

分流

  • 御手洗川(みたらしがわ)
明神川ともいう。北区上賀茂で賀茂川から分かれ、上賀茂神社境内を流れた後、再び賀茂川に合流する。境内では御物忌川、楢の小川とも呼ばれる。この水は葵祭の神事に用いられる。なお下鴨神社境内にも同名の川があるが、こちらの水源は湧水であり、高野川を経て鴨川に注ぐ。
  • みそそぎ川
加茂大橋下流で鴨川から分かれ、西岸の河川敷(鴨川公園の地下川道、丸太町橋下流で地上へ)を鴨川本流と並行する。二条大橋の下流で高瀬川を分けた後、五条大橋付近で再び鴨川に合流する。夏の納涼床はこの川にまたがる形で設けられる。
  • 高瀬川

主な橋梁

岩屋橋 - 出合橋 - 山幸橋 - 高橋 - 庄田橋 - 志久呂橋 - 賀茂川通学橋 - 西賀茂橋 - 御薗橋 - 上賀茂橋 - 北山大橋(北山通) - 北大路橋(北大路通) - 出雲路橋 - 葵橋(下鴨本通) - 出町橋 - 賀茂大橋(今出川通) - 荒神橋 - 丸太町橋(丸太町通) - 二条大橋(二条通) - 御池大橋(御池通) - 三条大橋(三条通) - 四条大橋(四条通) - 団栗橋 - 松原橋(松原通) - 五条大橋 - 正面橋 - 七条大橋(七条通) - 塩小路橋(塩小路通) - (JR東海道本線鉄橋) - (JR東海道新幹線鉄橋) - (JR奈良線鉄橋) - 九条跨線橋(九条通) - 東山橋 - 陶化橋(十条通) - 勧進橋(竹田街道) - 水鶏橋 - (近畿日本鉄道京都線鉄橋) - 竹田橋 - 京都南大橋(油小路通) - 大宮大橋(大宮通) - 鳥羽大橋(国道1号) - 鴨川橋(名神高速道路) - 小枝橋 - 京川橋